2019年07月24日(水) 12:00 15
●ヴィオリーナ(牝 栗東・中内田充正 父ディープインパクト、母レディアルバローザ)
ロードアルバータ(17年プリンシパルS-OP・3着)、オールフォーラヴ(18年忘れな草賞-OP)、アルテラローザ(現3戦1勝)の全妹。4分の3同血(父が同じで母同士が親子)にクイーンS(GIII)を勝ったキャトルフィーユがいる。2代母ワンフォーローズは北米で27戦15勝、カナダ最優秀古牝馬に3回選ばれた名牝。
ケイアイファームが約1億円で購買し、いまや牧場の大きな柱となっている。母レディアルバローザはThe Dancer=Kazadancoa 4×4という全きょうだいクロスが生じる好配合馬で、中山牝馬S(GIII)を連覇したほかヴィクトリアマイル(GI)でも3着と健闘、持続力に秀でたこのファミリーの特長をよく表現した馬だった。本馬の「ディープインパクト×キングカメハメハ」の組み合わせは、ダービー馬ワグネリアン、ジャパンC(GI)2着のほか重賞を2勝したデニムアンドルビーが出ているニックス。重賞を狙える好素材だろう。
●ケイマーダ(牡 栗東・音無秀孝 父キングカメハメハ、母ピンクカメオ)
母ピンクカメオは18頭立ての17番人気・・・
栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG