2019年08月11日(日) 18:00 15
毎年1分7秒前半の高速決着となり、平坦コース向きの軽いスピード、ボールドルーラー、セクレタリアト≒サーゲイロード、プリンスリーギフト、この3血脈がモノを言うレースだ。中でもラブカンプー(7人気3着)、ナリタスターワン(14人気2着)、ベルカント(1人気2着,2人気1着)、ビッグアーサー(1人気2着)と、「父系がサクラバクシンオー(プリンスリーギフト系)で母系にボールドルーラー」という配合パターンがよく走っており穴にもなっている。(解説:望田潤)
アンヴァル
オールザゴーの半妹で、母アルーリングボイスはファンタジーSと小倉2歳Sに、母母アルーリングアクトは小倉3歳S(現2歳S)に勝った。ロードカナロア×フレンチデピュティの組み合わせは両者のウォーレリック≒エイトサーティ的パワーを増幅するので、ややパワー型の体質で時計や上がりが速すぎると辛いか。バーデンバーデン2着も淀短距離2着も1分9秒台の決着だから馬場が渋ってほしい。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
エイシンデネブ
近親にスコティッシュクラシック(英G3・芝10F)のバロンフェルディナンドなどがおり、さかのぼると・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo