2019年10月14日(月) 18:01
▲ニュージーランドでリステッド競走に騎乗
ニュージーランドで武者修行中の小崎綾也騎手が、12(土)マタマタ競馬場の最も大きなレースのひとつ、マタマタカップ(リステッド競走)に騎乗。結果は13頭立ての8着でした。レースを終えた小崎騎手自身が、レースを振り返ります。
マタマタカップ(リステッド競走) コース:マタマタ競馬場、1600m 馬場:heavy10 重馬場 騎乗馬:Yamuna(ヤムナ) 厩舎:Jacob Macky(ジェイコブ・マコイ)
(写真提供:小崎綾也騎手)
今回騎乗した競馬場は、いつも調教で乗っているホームの競馬場、マタマタ競馬場です。
乗せていただいたレースはマタマタカップ。このレースはマタマタ競馬場の3歳以上のレースの中で1番大きなレースで、リステッド競走です。
そんな大きなレースの出走予定馬17頭(除外4頭で13頭立て)の中で、騎乗依頼をいただけたことは光栄です。
騎乗依頼をくださったのはJacob Macky調教師。調教もよく乗せてもらっている厩舎です。
騎乗したYamunaは、マタマタカップ出走馬の中ではレーティングは低いものの、厩舎の期待馬ですし、今までのレースも良いパフォーマンスを見せている馬でした。
今回騎乗依頼がいただけたのは、普段から調教に乗ることが多いから…というよりは、ハンデ戦で斤量が53kgだったことが大きな理由でした。
というのも、こちらでは54kg以下で乗れるシニアジョッキーが多くないのもあって、今回のような大きなレースでの選択肢に入ることができました。
レース当日の馬場は、前日の大雨の影響もあり「Heavy10」という重い馬場。でも、天候自体は晴れていて競馬日和でした。
尚且つ、マタマタカップという大きなレースということもあり、競馬場はすごく盛り上がっていました。(ちなみに、レースの後も観客の皆さんは、パーティーで盛り上がっていました!)
▲多くの観客でにぎわうマタマタ競馬場
レースは13頭立ての5番枠。指示は「ラチから2頭目の中団」でした。これまでのレースを見た僕のイメージと指示の内容が近かったので、レースの組み立てはしやすかったです。
コース形態も、向正面に少し下りがあるぐらいで特殊ではないです。なにより5番ゲートというのがラッキーでした。
この日は重馬場で最内を通ってくるのは避けたかったですし、かといって外枠では不利。なので僕の馬にとってはちょうど良い枠でした。
レースはスタートで少し立ち遅れたものの、しっかりポジションを取りに行って、内から2頭目の3列目、中団ぐらいを確保できました。
Yamunaは重馬場でもバランスを崩さずしっかり走ってくれる馬で、道中も良いリズムで走れました。
4コーナーまでは上手くいきましたが、4コーナーだけ僕の判断とアンラッキーが重なり、加速が踏み遅れました。
良い脚を使ってくれたのですが結果は4〜8着までが混戦の中での8着。このレースで勝つことができれば、この街のヒーローだったのですが…(笑)。
今回のようにまた大きいレースの騎乗依頼をもらえるよう、今後も精進します。
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