2019年10月27日(日) 18:01
▲Peter McKay調教師とMatuzalem
ニュージーランドで武者修行中の小崎綾也騎手が、25(金)に3鞍に騎乗。結果は9着、4着、9着も、騎乗依頼のあった厩舎はすべて別々の厩舎。ニュージーランドに来て厩舎の幅が増えてきたことに、手応えを感じていると言います。小崎騎手自身がレースを振り返りながら、今の思いを明かします。
タウランガ競馬場
2R(未勝利、1400m、13頭立て4番枠、9着) 騎乗馬:Sleepy Geeg 厩舎:Nigel Elliott
7R(レーティング65、1200m、10頭立て7番枠、4着) 騎乗馬:Matuzalem 厩舎:Peter McKay
8R(レーティング72、1200m、12頭立て8番枠、9着) 騎乗馬:Fortune Patch 厩舎:Lance O'Sullivan & Andrew Scott
(写真提供:小崎綾也騎手)
10/25(金)にタウランガ競馬場で3レースに騎乗しました。
タウランガ競馬場は僕がニュージーランドに来て、初めて競馬観戦をした競馬場です。
コースの印象としては乗りやすそうだなと思っていました。この日に騎乗した3レースとも短距離のワンターンのレースでしたが、実際騎乗してみた感覚も乗りやすいコースでした。
そして当日の競馬はトワイライトミーティング。日本で言うところの薄暮競走でしょうか。
1Rのスタート時刻は午後2:12で、僕が騎乗したのは2R、7R、8Rでした。8Rのスタート時刻は午後6:16でしたが、今は日も長くなってきているので明るい中でのレースでした。(この日は風も強く寒かったですが笑)
レースの結果は9着、4着、9着でした。
2RのSleepy Geegは先行馬で4番枠からのスタート。やはり短距離レースの先行馬の内枠は、圧倒的にポジション取りがスムーズです。このレースでもリードホースの後ろを取ることができました。
7RのMatuzalemは逃げ、先行馬ですが外枠からのスタート。さらに先行争いが激しくなりそうなレースでした。
調教師の指示は「他馬との競り合いを避け、逃げか先行」。この馬で1番重要なのは、息を整えられるリズムでレースを運ぶこと。ポジションもですが、優先事項は馬の息遣いでした。
レースではスタートのタイミングが合わず、後方からに。指示は先行だったのである程度無理して出していくか一瞬迷いましたが、切り替えてリズム重視でレースを運びました。
切り替えた分、脚が溜まったので最後の350mの直線だけで追い込み、差のない4着。当初の予定とは違うレースになってしまいましたが、調教師も判断は良かったとおっしゃってくださいました。
馬の違う面が見られたので、次は距離も作戦も変えてレースをするかもということでした。
8RのFortune Patchは、1200mの外枠からのスタートでした。いつもは先行する馬ですが外枠なので控える指示でした。
3頭目に広がらないように控えるには、いつも以上に判断力が問われます。オーストラリア同様、短距離外枠は難しいですが、このようなレースをこなす時こそ自分の判断力が磨かれているのだなと感じます。
騎乗依頼をいただいた3レースはどれも別々の厩舎です。ニュージーランドに来て、いきなり色々な厩舎の馬に乗れるのは良いことだと思っています。
Nigel Elliot調教師以外はホームであるマタマタ競馬場の調教師の方々なので、普段の調教やレースでも評価してもらいやすいですし、僕のことも認識してもらえています。
今後、他の競馬場所属の厩舎からも騎乗依頼が増えるように努めていきたいです。
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