2019年12月04日(水) 18:00 41
今週は阪神ジュベナイルフィリーズ。2016年2着のリスグラシュー、2017年1着ラッキーライラックの2頭は古馬になってからもG1を勝ち、牡馬相手でも素晴らしいレース内容を見せてくれています。ちょっと気は早いですが、今年の出走馬の中にはそれくらいのスケール感がある馬がいるのかどうか、そのあたりも気になるところです。
馬券的には58キロのコパノキッキングの扱いが鍵を握りそうなカペラSと前走重賞で掲示板に載った馬が1頭しかいない中日新聞杯が面白そう。特に中日新聞杯は過去3年で単勝7番人気以下の人気薄が2頭3着以内に入った年が2回。波乱前提の予想もアリかも知れませんね。
【阪神JF/リアアメリア】
レースぶり、または追い切りでの走りを見ていると頭を上げるシーンがあるので、これを「折り合いが難しい」と解釈する方がいるようです。私自身もそう捉えていましたが、新馬戦が終了した後、シルクホースクラブの会報のコラムを書くために片山裕也調教助手にお話しを聞くとそうでないことが分かりました。確かに、折り合いを欠いてあれだけ凄い脚を使えるわけがないので、この見方は普段の追い切りでも役立つようになりました。
その見方についてはさておき、今回の調教内容。前走後も在厩調整をしていることもあり、追い切り本数は十分に足りています。・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ