とにかく斤量増組を買うしかない中山金杯

2019年12月31日(火) 12:00

昔は「荒れる金杯」、最近は「堅い中山金杯」

 このコラムは当該週の重賞について書くことがほとんどなので、1年経ったら同じ重賞について書くことも多い。そのためふだんは2年続けて同じ内容にならないよう、その年のメンバーに応じたテーマなどを設定して変化をつけている。

 しかし今回は、敢えて堂々と宣言したうえで昨年と同じ趣旨の話をする。そのくらい、中山金杯においては重要な要素だからだ。

 それは、「中山金杯は前走から斤量増の馬がやたらと強い」ということだ。

 昔は「荒れる金杯」などという言葉もあり、ハンデ重賞だけに波乱を期待するファンも多かった。しかし・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

関連情報

新着コラム

コラムを探す