2020年01月07日(火) 12:00
かつてシンザン記念は「前走朝日杯組」が強いレースだった。2001〜2010年の10年間では5頭がこの組からシンザン記念を制し、2着馬2頭・3着馬4頭も出している。それ以前はシーキングザパール、ダンツシリウスなど阪神3歳牝馬S(現阪神JF)組もよく走っていたが、牝馬の波が引いたあとで朝日杯組の牡馬が勢力を増した感じだった。
ところが朝日杯組からの優勝馬は2013年のエーシントップを最後に出ておらず、2014年以降の朝日杯組は[0-1-2-7]、複回収率55%と平凡な成績となっている。
これは短い時期にたまたま良い波、悪い波が来ているだけなのか、それともなにか理由があるのだろうか?
阪神3歳Sが阪神牝馬Sとなったのが1991年なのでその後の年明けである1992年以降のシンザン記念について考えてみよう。その後の朝日杯組は・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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