2020年01月07日(火) 18:01
▲2019年は感謝の気持ちが深まった一年でした
読者のみなさん、明けましておめでとうございます!今週の『太論』は、年を跨いでの『実家で太論』第3弾です。テーマは「2019年を振り返って」。トータル8勝という成績には悔しさを滲ませた小牧騎手ですが、そのぶん感謝の気持ちが深まった一年だったとのこと。刻々と変わりゆく現実のなかで、今、目指すべき自分について語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)
──2019年は、最終的に2018年に続き8勝。「何とか10勝はしたいなぁ」とおっしゃってましたが、惜しくも届きませんでした。
小牧 2019年も苦しい一年やったなぁ。でも、乗せてもらえることにありがたみを感じた年でもあったね。
──なかでも服部厩舎は完全なる主戦で。
小牧 本当にねぇ。服部厩舎の先生と奥さんには本当に感謝してる。この前、エイシンヨッシー(今野厩舎)で勝ったときも、服部厩舎の馬じゃないのに待っててくれたからね。
──検量室の前でですか?
小牧 そう。勝って上がってきたら、服部先生がいてね。直接言葉を交わしたわけではないんやけど、検量室のなかで顔を洗っているときに外からガラスをポンポンと叩く人がいて、ふっと見たら服部先生やった。ガラスの向こうから「よかったな」みたいな感じで。
──なんかうれしいですね。自分の厩舎の馬ではないのに。
小牧 そうやねん。うれしかった。なんかジーンときたわ。とにかく、むっちゃ応援してくれてる。すべてと言っても過言ではないほど、僕を乗せてくれているからね。2019年は、それに対する感謝に尽きますわ。本当に「ありがとうございます」っていう気持ちでいっぱい。
もちろん・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。
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