2020年01月22日(水) 12:00 17
●エクストラノート(牡 栗東・安田翔伍 父アイルハヴアナザー、母オメガフレグランス)
ダート路線でトップクラスの実力を誇るオメガパフューム(18、19年東京大賞典-GI、19年帝王賞-Jpn1、18年シリウスS-GIII)の半弟。父はスウェプトオーヴァーボードからアイルハヴアナザーに替わった。母オメガフレグランスは現役時代にダート1800mで3勝。高いダート適性はその父ゴールドアリュールに由来する。
同産駒の大物は、エスポワールシチー、コパノリッキー、スマートファルコン、ゴールドドリーム、クリソベリルなど牡馬がほとんど。牝馬の影は薄い。しかし、ゴールドアリュール牝馬は優れたパワーを伝え、オメガパフュームやハービンマオ(18年関東オークス-Jpn2)といった活躍馬を出している。「アイルハヴアナザー×ゴールドアリュール」の組み合わせは過去2頭出走していずれもダートで勝ち上がっている。本馬はダート向きの中距離タイプだろう。6月8日生まれなので長い目で見たい。
●サンライズルーカス(牡 栗東・音無秀孝 父スクリーンヒーロー、母テーオールネサンス)
母テーオールネサンスはサイモントルナーレ(12年ステイヤーズS-GII・6着)の半妹で、現役時代にJRAで2勝を挙げた。母方に・・・
栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG