2020年01月29日(水) 12:00 14
●エイシンバビロン(牝 美浦・田中剛 父ネオユニヴァース、母エーシングリフォン)
母エーシングリフォンはJRAで3戦未勝利のあと地方競馬へ転出した。2代母Wind Flowはアメリカでステークスを3勝し、ダート6ハロンで1分8秒32という好時計をマークした。
母の父Street CryはドバイワールドC(首G1・ダ2000m)の勝ち馬で、アメリカの女傑Zenyatta(通算20戦19勝、米年度代表馬)、オーストラリアの女傑Winx(通算獲得賞金世界一、33連勝、G1を25連勝)の父。
Street Cryの全姉は名種牡馬Shamardalの全姉でもある。本馬は「ネオユニヴァース×Street Cry」という組み合わせ。父、母の父は、いずれもBoulevardという牝馬の曾孫にあたるので、本馬はBoulevard 4×5という牝馬クロスを持っている。
父ネオユニヴァースの代表産駒ヴィクトワールピサ、ロジユニヴァースは、いずれも母方にMachiavellianを持っている。本馬はこのパターン(Street Cryの父はMachiavellian)。芝・ダート兼用の中距離タイプ。
●スターリーゴールド(牡 美浦・黒岩陽一 父オルフェーヴル、母オールピュール)
母オールピュールは芝中距離で安定した成績を残し、最終的には3勝クラスまで出世した。その父Touch GoldはDeputy Minister産駒なので・・・
栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG