2020年03月01日(日) 18:00 19
ワンターンの大箱マイル戦で、桜にもオークスにも直結する最重要ステップ。良馬場で行われた16~19年において、1人気は[3-1-0-0]で阪神JF勝ち馬は[3-0-0-0]だから荒れる要素は少ない。血統的にはシゲルピンクダイヤ、ラッキーライラック、ソウルスターリング、シンハライトと、サドラーズウェルズの血を引く馬が4年連続で連対中。阪神JFレコ勝ちのレシステンシアはおそらく1人気に支持されそうで、しかも母母父ポリグロートはサドラーズウェルズ直仔ですね…。(解説:望田潤)
ウーマンズハート
デザートストームの半妹で、母母ビールジャントはラッキーナイン、ティーハーフ、サドンストームを産んだ短距離の名繁殖。ハーツクライ×シャマーダルだから中距離血統というべきだが、この母方の影響で体型は半分マイラーっぽい印象だ。阪神JFはHペースを3番手で追いかけて最後苦しくなった。ナスペリオン的な斬れが武器で大箱マイルは合っているので、末脚を活かすレースで巻き返したい。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ショウリュウハル
母ショウリュウムーンはチューリップ賞など外回りの重賞を三つ勝った。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo