【阪急杯】馬場は回復し内有利に推移か

2020年02月29日(土) 19:00

毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

 土曜は良馬場で始まったが、午後1時すぎから雨が降り出し、メインレースが始まる直前の午後3時29分に稍重に変更。最終12Rが終わった後も雨は降り続いている。この雨の影響がどう出るか?

 芝自体は昨年12月以来の開催とあって、上々のコンディション。暮れの開催でも阪神は時計も出ており、昨秋以降は京都より時計が出る傾向があった。

 土曜は、芝競走は5鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「3番手、9番手、10番手、1番手、3番手」。差しも決まり、決まり手は中山以上にバラエティーに富んでいる。

 3勝クラスの9R・うずしおS(芝1600m)は最終4コーナー10番手のブランノワールが上がり3F33秒5で一気差し。この時点では雨の影響も軽微で、1分33秒6の上々の勝ち時計。

 日曜の阪神は好天予報で、阪急杯の頃には「良」まで回復する可能性もある。ただ内寄りの傷みもほとんどなく、内回り使用のレースだけに、派手な外差しが決まりにくいのはこれまでの傾向。中山ほどではないが、内有利に推移する可能性は高い。

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小田哲也

スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。

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