2020年03月03日(火) 18:00 26
重馬場で行われた昨年は、8番人気メイショウテンゲンが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
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今年の弥生賞は特別登録頭数が12頭。登録前の想定段階ではこれ以上に頭数が少なかった影響で新馬戦、未勝利戦勝ち上がり直後の馬が4頭も登録している。
この中から少なくとも1~2頭の回避馬が出るだろう。11頭立て以下の「少頭数」で行われる可能性が高い。
中山芝の路盤改修が行われた2015年以降、弥生賞が11頭立て以下の「少頭数」で行われたのは2015年、2018年、2019年の3回。
馬場コンディションは2015年が「稍重い」。2018年が「標準」。2019年が「重い」とそれぞれ異なっているものの、全ての年で上がり1位の馬が連対。3着内に好走した9頭のうち8頭が上がり3位以内で、残りの1頭も4位。「少頭数」で行われた場合の弥生賞は馬場のコンディションを問わず「末脚勝負」のレースとなっている。
今年も末脚のしっかりしたタイプを重視。なかでも近走のトラックバイアスの不利によって潜在的な能力が隠されているを見極めたい。・・・
馬場虎太郎
トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価