2020年03月25日(水) 12:00 29
●アルティフェクス(牡 美浦・鹿戸雄一 父エイシンフラッシュ、母アルスノヴァ)
母アルスノヴァは通算3戦2勝。屈腱炎で早期引退したものの、2歳時に牝馬ながらエリカ賞(500万下)を勝ったようにきわめて高い素質を秘めていた。
それもそのはず、母の兄弟にはオルフェーヴル(年度代表馬、顕彰馬)、ドリームジャーニー(最優秀2歳牡馬、最優秀4歳以上牡馬)という2頭の名馬がいる。
これらを産んだ名繁殖牝馬オリエンタルアートの直系の孫にあたるのが本馬。兄弟はJRAで6頭出走して3頭が勝ち上がっている。本馬の父はエイシンフラッシュ。
Nureyev≒エレクトロアート5×3が配合的なキーポイントで、先行して粘り強い芝中距離タイプだろう。
●カゼノタニノアヤカ(牝 栗東・安田隆行 父ロードカナロア、母ペイパーチェイン)
母ペイパーチェインは現役時代、フランスのリステッド競走(芝1600m)で4着となった。
母の父Dubawiはわずか1世代を残して急逝したDubai Millenniumの代表産駒で、・・・
栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG