2020年05月12日(火) 18:00 5
9番人気の低評価をあざ笑うかのように、レシステンシア以下を封じて快勝したラウダシオン(写真提供:デイリースポーツ)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、人気薄馬の勝利となったNHKマイルCと新潟大賞典のふたつのレースを取り上げます。ほとんどのファンの盲点となっていた穴馬に、はたしてどんな強調材料があったのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、「ラップギア理論」の岡村信将氏です。無敗馬2頭を含む4頭が注目を集めていたNHKマイルCで、「上位人気馬にはいずれも不安要素が満載」と鋭い読みをみせます。それゆえ印は9、5、11、7人気に打ち、それらの単勝勝負を敢行しました。
そして本命に推したのは、9番人気優勝のラウダシオン。「1600mでの勝ち鞍がなく、人気になる要素の薄い1頭」と妙味を追いつつ、2走前のクロッカスSでの逃げ切りを、「2段階追いつかれるように見えて、そこから2度にわたってさらに伸び、サリオスの朝日杯FSを彷彿とさせるようなレース」と、世代屈指の実力馬の名前を挙げて高く評価。結果はズバリで、単勝29.6倍を3,000円的中させ、払戻金88,800円の末広がりな勝利となりました。予想結果はこちら印は人気薄の4頭のみ。人気と配当を踏まえた資金配分も見事だった
もうひとりは、新潟大賞典で10人気優勝のトーセンスーリヤを本命に推した「ペース分析」の豚ファン氏です。じつはこのレース、血統評論家の望田潤氏や馬体派の若原隆宏氏も同じく◎と、『ウマい馬券』のプロ予想家たちの上手さが存分に発揮された一戦。そんななか、馬券的な立ち回りを含めた豚ファン氏の予想がひと際目立ちました。
まずは、レース傾向を分析して「スタミナ、持続力の割合が高く、(中略)長い距離に実績がある馬もしくは東京、京都といった最後の直線が長いコースで実績がある馬を狙っていきたい」との方針を定めます。
なかでもトーセンスーリヤは「4走前、前走と中山コースで勝っているが、5走前で左回りの中京、2走前で直線の長い京都でも好走」と、2ケタ人気馬とは思えないほど適性が高いと判断したのです。結果は単勝、複勝、馬連のトリプル的中で、10万円近い払戻し獲得となりました。予想結果はこちら人気薄を本命にしながら、単複だけでなく馬連まで仕留めたところに馬券の上手さが垣間見える
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