【ヴィクトリアM】歴史の頂点に名を刻む快走を期待したい

2020年05月16日(土) 19:01 61

ここはまだ通過点

 近年の名牝の、海外成績を含むGI成績は次のようになる。

 ▽ジェンティルドンナ 【7-3-1-2】
 ▽ウオッカ      【7-2-3-5】
 ▽ブエナビスタ    【6-7-2-3】
 ▼アーモンドアイ   【6-0-1-1】
 ▽メジロドーベル   【5-1-0-3】
 ▽アパパネ      【5-0-2-4】

 男馬のGI最多勝はテイエムオペラオー、キタサンブラックなど4頭の7勝で、そのなかにはGIで2〜3回しか負けていないシンボリルドルフと、ディープインパクトが含まれるが、対して牝馬アーモンドアイの8戦6勝は破格のGI成績。牝馬限定戦は牝馬3冠の3勝だけで、男馬相手のジャパンC(驚異のレコード勝ち)、ドバイターフ、天皇賞(秋)を1分56秒2(JRAレコードと0秒1差)で制している。

 さらには、アーモンドアイはまだキャリアの浅い5歳初戦。他の牝馬は5-6歳時までの通算記録になる。また、国内だけでGIを7勝した男馬4頭に対し、この牝馬はすでに海外のGIドバイターフも制している。

 3走前の19年の安田記念は、秋の凱旋門賞挑戦を断念し、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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