2020年05月30日(土) 19:01
グレード制が敷かれた1984年以降、「3戦3勝、4戦4勝」で日本ダービーに挑戦した馬は計8頭。うち7頭が1-3番人気になったが、その成績【1-0-0-7】。勝ったのは2005年ディープインパクトだけという不思議な記録がある。しかし、重箱の隅…のようなジンクスは、父ディープインパクトの最良の後継馬にもなろうかというコントレイルには無縁か。皐月賞で土はついたが、同じくハーツクライの最良の後継馬となって不思議ないサリオスにも……。高速の芝なのにスローはありえるが、乱ペースにはなりそうもない。
例年、新星が誕生する青葉賞の勝ち馬は、皐月賞5着のサトノフラッグに弥生賞で完敗していた馬。京都新聞杯の勝ち馬は皐月賞10着馬であり、プリンシパルSの1着馬は皐月賞14着馬。コース、距離は変わるが、いきなり力関係激変の可能性は低い。
皐月賞を勝ったコントレイル、半馬身差2着サリオスを同ランクとすると、そのあとは3馬身半も離れていた。上位馬にこんな差がついたのは珍しい。1984年以降では、・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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