【エプソムC】好相性の4歳馬VS実績の5・6歳馬

2020年06月12日(金) 18:00

コース適性と血統で好走期待の馬とは

 昨年の優勝馬レイエンダが今年も登場。1年前の同馬は「降級があった時代なら準オープン」という立場で家賃が高いかと思ったのだが、あっさり勝ってしまった。ただそのレースが極端な前残りだったということと、その後勝っていないことは少し気になる。今回はルメールに戻るということでどうしても人気になってしまう。オッズとして妥当なのかということは考えていきたい。

 サトノアーサーは一昨年の覇者。昨年からは勝ち切れない競馬が続いているが、常に差の無いところに来ている。自分で競馬を作れるタイプではないが、東京芝1800mでレーンは、前提条件としてはこれ以上ないもの。なんとか久々の勝利をものにしたいところだ。

 アイスストームは同じコースのメイSを勝っての参戦。こちらも鞍上人気しそうだが、脚質が脚質だけにはまるレースとそうでないレースの差が大きい。前走はかなりうまくいった部類だと思うので、重賞でアタマに狙うまではどうかと個人的には考えている。

 シャドウディーヴァはマイル路線を行ったが、・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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