【エプソムC】ベテランの奮起か、若いグループが攻勢をかけてくるか

2020年06月13日(土) 18:00

近年はクラス変更の影響か、若い馬の活躍が目立つ

 関東圏では、前半戦の最後に位置する古馬の重賞。期待していた春シーズンは物足りなかったベテランが奮起するのか。一方、早くも夏〜秋シーズンに向けて若いグループが攻勢をかけてくるのか。

 過去10年の連対馬20頭中、14頭までを4歳馬が占めている。その前の10年間では6頭にすぎなかった。クラス編成の変更で世代交代の波が早くなったことも関係し、近年ベテランより若い4歳馬の活躍が目立っている。

 格上がりで別定56キロは厳しいが、【4-2-2-0】の4歳ピースワンパラディは、トニービン系ジャングルポケット産駒らしく、東京中心に左回り専門に出世してきた。前3走の好成績が示すように渋馬場は平気。強敵相手との対戦が少ないだけに、渋馬場で馬群がバラける方が能力を発揮できるだろう。

 母の父アグネスデジタル(GI6勝)は、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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