【ユニコーンS】怖い歴史を覆すことができるか

2020年06月20日(土) 19:01

ダート巧者のローテーションも大きく変わった

 今年、人気のカフェファラオ、レッチェバロックはともに2戦して【2-0-0-0】。ただ、ダート界のエースには、連戦連勝の無敗馬や、キャリアの浅いチャンピオンはごく少ない。

 ユニコーンSは、秋に施行されていた2000年までの5年を含み、過去24回。無敗のままの勝ち馬も、キャリア3戦以下の勝ち馬もいない。最少キャリア優勝馬は、4戦3勝馬(5頭)であり、戦歴2戦の馬は、3着に入ったこともないという怖い歴史がある。ダートのエースに育つには、バテながらも粘る厳しいレースと、苦い敗戦を乗り越えた経験が必要だからだろう。波乱を願う馬券作戦なら、カフェファラオも、レッチェバロックも、消していい危ない人気馬に相当する。

 ただ近年は、キャリアの浅い無敗馬が次々に芝のGIを制してしまう時代であり、ダート巧者のローテーションも大きく変わった。叩き上げの時代ではないことも確かだ。

 日曜日もまだ好時計のスピード決着になるとみて、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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