2020年06月21日(日) 18:00 52
★3行でわかる! 宝塚記念 攻略の糸口
1.波乱傾向が強めのコース&レース。5歳馬が絶好調!
2.「内の人気薄」と「外の人気馬」を重視すべきレース!
3.重い馬場で相対的に速い上がりを使える馬が特注!
データ特注推奨馬
★現時点ではなし
上半期を締めくくるGIながら、勝ち負けに要求される資質が他の中距離GIとは大きく異なる宝塚記念。梅雨の真っ最中に開催されるのもあって、上がりの時計がかかるのが大きな特徴だ。過去10年はいずれも良~稍重での開催となったが、勝ち馬の上がりはおおむね35秒前後。昨年圧勝したリスグラシューも、上がりの時計は35秒2だった。
それでいて、上がり最速馬は過去10年[6-5-0-0]でパーフェクト連対と、瞬発力の要求度は非常に高い一戦。この時期特有の重い阪神芝で、相対的に速い脚を使えるような適性が求められる。それをよく示しているのが、ここで掲載している前走上がり3F順位別での成績。宝塚記念で強いのは、前走での上がり3F順位が「4~5位」だった馬なのである。
これはつまり、東京や京都といった「軽い芝」ではキレ負けしていた馬が、「重い芝」に替わって台頭しているということ。そういう意味では、一昔前の有馬記念によく似ている。また、軽い芝で好走してきた馬が人気に推されて負けるケースが多いので、波乱傾向も強め。人気の盲点となりやすい7~12番人気あたりは、要注意といえるだろう。
あとは、5歳馬の強さや「内の人気薄と外の人気馬が強い」レースであることなども、押さえておきたいポイント。データ特集推奨馬はナシとしたが、勝ち馬のイメージにもっとも近いのは、ブラストワンピース。太めが残らずにキッチリ仕上がっていた場合は、ここでも侮れない存在といえる。
【コース総論】阪神芝2200m内 Bコース使用・・・