2020年06月28日(日) 18:00 28
開幕週の福島芝1800のハンデ重賞。18年勝ち馬メイショウテッコンは中山内回りの日経賞を、17年セダブリランテスは中山内回りの金杯を、16年ゼーヴィントは福島の七夕賞を、15年アンビシャスは阪神内回りの大阪杯を勝った。良なら内回り小回り適性の高い馬を狙いたいレースといえる。
フィエールマンは素質と能力で2着まできたが、ああいう大箱向きストライドではなかなか差せないレースだ。メイショウテッコンとアンビシャスは母父キングマンボ系、セダブリランテスとゼーヴィントは母父ブライアンズタイム、こういう小回りのきく血が母父に入っているかもチェックポイント。(解説:望田潤)
アルサトワ
バールドバイの半弟で、母ポップアイコンはJRA3勝。伯母にオークス馬レディパステル、イトコにスピリタスやロードアクレイムなどがいる。そこにルーラーシップでクロスがノーザンテースト4×4。「父中距離×母マイラー」だから先行脚質になったのは順当といえる。前走は開幕週のスローの逃げ切りで恵まれた面はあったが、小回り1800は合っているだろう。まだこれから良くなりそうな馬でもある。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo