2020年07月13日(月) 18:00 34
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに函館記念出走予定馬の中から2頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
マイネルファンロン
美浦・手塚貴久厩舎 牡5
▲7月8日撮影
例年夏場は函館に滞在していたが、今年は1週前まで美浦で調整。暑さが影響している感じはないものの、皮膚が厚ぼったく映りこの馬らしいシャープさは薄れている。追い切りでも本来のガツンと行くところがなく迫力はもう一つ。輸送を考慮して余裕を持たせた態勢なのだろうが、絶好のデキだった昨年に比べると物足りない。
プレシャスブルー
美浦・相沢郁厩舎 牡6
▲7月8日撮影
背中が短めで小振りなディープインパクト産駒。脚が長く柔軟性のあるつなぎで、筋肉の付き方にも窮屈なところがないので体を上手に伸ばして走れるのが長所。ここにきて体重が増えていて現段階でも少し緩い感じだが、キリッと細身に見せる方がいい脚を使えるイメージ。函館への輸送で絞れ、マイナス体重での出走が理想だ。
netkeiba取材班
相馬の達人たちが重賞レースに出走する有力馬の馬体を診断します。