2020年07月19日(日) 18:00
過去5年でみると、牡・セン[2-2-2-40]、牝[3-3-3-23]と牝馬の健闘が目立つレース。馬券に絡んだ8頭の牝馬のうち、ベルカント、ダイメイプリンセス、カッパツハッチ、フィドゥーシア、レジーナフォルテ、オールポッシブル、プリンセスムーンの7頭が470キロ以上。大型牝馬には今年も要注意。
昨年はライオンボス(母父ステイゴールド)とオールポッシブル(父ダイワメジャー)、一昨年はラブカンプー(父ショウナンカンプ)とナインテイルズ(母父メジロライアン)と、ノーザンテーストの血を引く馬がよく絡む傾向も。(解説:望田潤)
ゴールドクイーン
ゴールドブラザーの半妹で、近親にJRA5勝ゴールドメーカーがおり、牝祖クインモーニングはサファイヤS2着。シニスターミニスター産駒は牡はインカンテーションやキングズガードなど中距離型、牝はヤマニンアンプリメやコーラルツッキーなど短距離型に出やすい。本馬も母方のウッドマンの影響が強いスプリンターで、ハナ切ったときは[5-2-0-2]。芝も実績があるし、こんなタイプは初直千で大駆けがある。
距離○ スピード◎ 底力○ コース○
ジョーカナチャン
ダイワプリベールの姪で、母母ミスベガスはセニョリータS(米G3・芝8F)勝ち馬。ロードカナロア×ネオユニヴァースはJRAに10頭が出走し6頭が勝ち馬(4頭が2勝以上)と走っている。キングマンボ≒ダンシングディシデントのニアリークロス3×4を持ち、母系にウォーレリック系の血が複数入るので、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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