2020年08月09日(日) 18:00 23
過去5年の連対馬延べ9頭のうち、メールドグラース、トリオンフ、クランモンタナ、ベルーフ、サトノクロニクル、サンマルティンの6頭がグレイソヴリンの血を引いている点に注目。昨年はグレイソヴリン持ちが1着3着で、一昨年もグレイソヴリン持ちの1着2着だった。ちなみに今回取り上げた5頭でグレイソヴリンを持つのはサマーセント、ミスディレクション、ランブリングアレーの3頭。(解説:望田潤)
サトノルークス
タッチングスピーチやムーヴザワールドの全弟で、母リッスンはフィリーズマイル(英G1・芝8F)勝ち。近親に英愛2000ギニーのヘンリーザナヴィゲーターなど。リッスンの仔はサドラーの影響で総じて手先が重めだが、本馬は母方のリヴァーマンの血も発現していて、ディープブリランテを重厚にしたような中距離馬だ。とはいえ高速上がりを鋭く差すような脚はなく、ここも時計や上がりのかかる決着での出番。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
サマーセント・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo