2020年08月16日(日) 18:00 35
毎年GI馬が数頭出てくる夏の大一番。最近はブラストワンピース(3人気1着)、サクラアンプルール(6人気1着)、ナリタハリケーン(12人気2着)、ヒットザターゲット(8人気2着)、モズカッチャン(4人気3着)と、キングカメハメハの血を引く馬が差して穴をあけている。ヤマカツエースやエアスピネルのように先行したときはむしろ人気を裏切っており、差しに回れる人気薄のほうが狙い目か。なお取り上げた5頭でキングカメハメハの血を引くのはカウディーリョだけ。(解説:望田潤)
アドマイヤジャスタ
アドマイヤラクティやサトノジュピターの3/4弟で、母アドマイヤテレサはJRA5勝。母母ヒードはニジャナS(米G3・芝8.5F)勝ち。ジャスタウェイ×エリシオだから晩成の中長距離血統で、古馬になって突然の復活を告げる函館記念でのブービー人気激走だった。その函館記念の自身の上がり3Fが36.4で、ホープフルS2着が35.6だから、ここも上がりがかかりスタミナが活きる流れになってほしい。
距離〇 スピード〇 底力◎ コース〇
カウディーリョ・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo