2020年08月30日(日) 18:00 15
一昨年はプリンスリーギフト5×5のショウナンバッハが大駆け(13人気3着)。ユーキャンスマイル(19年2人気1着)、アデイインザライフ(16年2人気1着)、マイネルミラノ(15年9人気2着)もプリンスリーギフトの血を引く。またジナンボー(19年6人気2着)、アデイインザライフ(16年2人気1着)、パッションダンス(15年6人気1着)と、母系にニジンスキーの血を引くディープ産駒の好走も目立つ。取り上げた5頭ではウインガナドルがプリンスリーギフト5×6で、アイスバブルが母系にニジンスキーをもつディープ産駒だ。(解説:望田潤)
アイスバブル
グリュイエールやレースガーデンの全きょうだいで、マウントロブソン、ポポカテペトル、ミヤマザクラの甥で、母母ミスパスカリはクロフネの半妹でマーメイドS3着。ディープインパクト×キングカメハメハはワグネリアンやデニムアンドルビーなどと同じ。この一族のなかでもロベルト的なステイヤー資質が強く、目黒記念で2年連続2着と、長丁場でバテずに走りつづけるのが長所。2000のスピード決着は?
距離○ スピード○ 底力○ コース○
ウインガナドル
ピグマリオンやアドマイヤツヨシの下で、母タイムフェアレディはフラワーC勝ち馬。ステイゴールド×メジロマックイーンはオルフェーヴル、ドリームジャーニー、・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo