2020年09月06日(日) 18:00 15
中山内2000で行われる秋華賞トライアル。一昨年の勝ち馬ノームコアはハービンジャー×クロフネでロベルトの薄いクロス(6×6)を持っていたが、他にもパッシングスルー(母父クロフネ)、ディアドラ(父ハービンジャー)、ホワイトエレガンス(父クロフネ)、ランドネ(父ブレイム)など、毎年のようにロベルトの血を引く馬が馬券に絡んでいる。取り上げた5頭ではウインマイティー(父ゴールドシップ)とスカイグルーヴ(父エピファネイア)がロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
ウインマイティー
母アオバコリンはTCK女王杯3着など交流重賞で活躍。近親に愛1000ギニー2着ジュリーラルースなどがいる。父ゴールドシップは初年度からブラックホールやサトノゴールドを輩出。母父がアリダー系カコイーシーズだから、ステイゴールド×カコイーシーズのナカヤマナイトと似た配合で、本来は東京より中山向きだろう。開幕週で時計や上がりが速くなりすぎるとどうかだが、好位捲りで力は出せる。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
スカイグルーヴ
母アドマイヤセプターはドゥラメンテの全姉で京阪杯2着。母母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯勝ち。3代母エアグルーヴは名牝名繁殖で子孫に活躍馬多数。エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスまで・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo