2020年09月12日(土) 19:00
毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
開幕週でBコース使用。土曜は朝方と、午前11時〜午後1時20分、午後3時すぎに雨を記録。芝は良馬場でスタートしたが、午前11時40分にやや重に変更されて行われた。
土曜午前7時測定のクッション値は11.2(やや硬め)だったが、その後の雨で標準方向に推移していると見られる。
土曜、芝競走は6鞍施行。勝ち馬の最終コーナーの位置は「1番手、1番手、3番手、6番手、2番手、2番手」。やはり開幕週らしく先行馬の活躍が目立った。例外は京成杯AHと同じ外回り1600mで行われた9R・アスター賞(2歳1勝クラス)で、スタートで出負けした1番人気ドゥラモンドが3〜4コーナーで外を後方から進出して直線抜け出した。ただ、これは1番人気に推されていたように、力の違いといっていい。
メイン11R・紫苑Sは道中2番手を進んだマルターズディオサが最終コーナー早め先頭で押し切った。レース前半5F61秒8〜後半5F60秒3のスローペース。やや重を考慮してもこれだけペースが緩いと、内〜外の馬場差がないフラットな開幕週だけに先行勢(内&前)が有利になってくる。勝ち時計は2分2秒1。重賞昇格後の過去4年の紫苑Sが1分59秒7、1分59秒8、1分58秒0、1分58秒3(全て良馬場)。良馬場時の開幕週と比べると、2000m換算で2秒以上は時計が掛かっている。
日曜の天気は回復傾向。京成杯AHの発走時は「良馬場」になっている可能性が高いが、トロワゼトワルが1分30秒3のレコードを樹立した昨秋ほどの超高速馬場にはならないだろう。トロワゼトワル、スマイルカナの先行馬2頭の折り合いがつくようだと、乱ペースは考えにくい。半面、前有利を意識して好位を狙う馬が全くいないかとなると微妙。例年の開幕週より時計を要する芝状態が、差し馬を誘発する可能性もある。
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小田哲也
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。04年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、09年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。15年は宝塚記念で3連単52万馬券がヒット。馬券相性は京都、阪神が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。
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