西田式スピード指数からみた2重賞分析

 今日のGIはジャパンカップ。過去1年のスピード指数上位はラブリーデイ、ゴールドシップ、ラストインパクト、カレンミロティック、ペルーサ、ダービーフィズ、ヒットザターゲット、ショウナンパンドラなど。今回の斤量で調整すると3歳馬ミッキークイーンも上位に顔を出します。

 1番人気のラブリーデイについてですが、中山金杯以外はスピード指数83〜91の中で収まっており、それほど高いものではありません。これよりも高いスピード指数の決着になった場合、他の馬にもチャンスが生まれると思います。

 穴で注目したのはラストインパクト。金鯱賞を勝ったときのスピード指数はラブリーデイとゴールドシップと1しか違わない高指数。さらに今回はR.ムーア騎手が騎乗します。日本馬に外国人騎手が騎乗するだけで期待値が上がるのですが、5歳以下の馬に騎乗した時はさらに上がります。寒くなる時期に好走が多いだけに期待が持てます。外国人騎手が騎乗、ということでサウンズオブアースも同様に注目しています。外国馬ではイラプト。過去馬主のニアルコスファミリーが連れてきた外国馬は負けても1秒以内で走っており日本にも対応できている馬を連れてきています。海外では今年大レースを多く勝ったドバウィ産駒。軽視はできません。

 もう一つの重賞京阪杯。スピード指数上位はビッグアーサー、コパノリチャード、ベルカント、サトノルパン、ワキノブレイブ、ウイングザムーン、サドンストーム、アースソニック、ベルルミエールなど。ビッグアーサーの前走はスプリンターズSよりも高く、他の馬よりも10近く高いスピード指数。ここはスンナリ勝って…と個人的に思いますが穴で注目したいのはウイングザムーン。3走前の安土城Sのスピード指数はビッグアーサー以外では上位でこのくらい走れば馬券圏内に入るチャンスはあると思います。

 他レースでの穴馬は東京3Rのマイネルクラフト、東京7Rのファジーネーブル、京都3Rのイッツマイシャフト、京都11Rのベルサリエーレを挙げておきます。

 今日の「西田式スピード指数から見た人気馬選定委員会」はまず、東京11Rのラブリーデイを挙げておきます。理由は上記のように高いスピード指数を求められる流れになる、と踏んでいます。スローになりそう、と考えれば考えるほどペースは速くなる可能性が高くなると思います。

◆消し馬成績
65戦37勝28敗