2020年09月27日(日) 18:00
例年阪神ダ2000で行われるハンデ戦だが、今年は中京ダ1900での施行(ちなみにこれまで中京ダ1900で重賞が行われたことはない)。種牡馬ではキングカメハメハ産駒が12勝と最多で、マンハッタンカフェ牡駒が高確率で馬券に絡んでおり単複回収値も高い。母父ではキングカメハメハが[3-6-4-13]複勝率50%で複回値309と優秀。3歳馬は過去5年で5頭が出走し、53キロオメガパフュームが勝ち55キロダノンリバティが2着。(解説:望田潤)
カフェファラオ
レイクプラシドS(米G2・芝8.5F)のリーガルグローリーやトランシルヴァニアS(米G3・芝8.5F)のナイトプロウラーの半弟。母メアリーズフォリーズはミセスリヴェラS(米G2・芝8.5F)勝ち。父アメリカンファラオは北米三冠馬で、このエンパイアメーカーの父系は北米で成功し枝葉を伸ばしている。3連勝の内容からも高性能は疑いようがないが、前走のように馬群に入ってしまうと脆い父系でもある。揉まれず先行か大外一気、この二択で。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
キメラヴェリテ
3代母パントゥフラはフロリダオークス(米G3・ダ8.5F)勝ち馬。兄リアンヴェリテはゴールドアリュール産駒でダートのオープン馬だが、こちらは父がキズナに替わってセクレタリアト≒サーゲイロードの継続クロス。活躍馬が多いキズナ産駒のなかでもわりと父に似た外見で、ナスキロ的なストライドで走るので芝ダ兼用。ハナ切ったときは[2-1-1-1](着外は皐月賞)だから、ここもできれば行ききりたい。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
グレートタイム
ローマンレジェンドの甥で、母ミラクルレジェンドはJBCレディスクラシック連覇の砂の女王で、産駒もJRA出走4頭全てが勝ち馬となっている。母母パーソナルレジェンド・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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