2020年10月11日(日) 18:00 29
★3行でわかる! 秋華賞 攻略の糸口
1.近年はメチャクチャ堅い。人気薄は3着で狙うのが正解。
2.差し優勢ではあるが「前走上がり最速」の過信は禁物。
3.枠番は内のほうがベター。継続騎乗組を重視の姿勢で。
データ特注推奨馬
★現時点ではなし
近年は非常に堅く決着している秋華賞。15番人気のリラコサージュが3着に激走した2013年や、10番人気のシゲルピンクダイヤが3着だった昨年のように、人気薄が3着にくるケースはある。しかし、勝ち馬はすべて4番人気以内で連対馬もすべて7番人気以内と、1~2着は常に順当決着。今年も基本的には堅いと考えるべきで、極端な穴狙いは避けたほうが賢明だろう。
枠番は内枠のほうがベターで、極端な外枠は割引。前走大敗から巻き返すような例はほとんどなく、前走での人気や着順がそのまま今回の結果につながる傾向にある。そういったレースなので、当然ながら継続騎乗組のほうが好成績。鞍上の乗り替わりを理由に評価を割り引く必要はないが、継続騎乗組を重視したほうがいいのは間違いない。
注目すべきはコース替わり。牝馬クラシックロードはここまで「広々とした直線の長いコース」ばかりで行われてきたが、秋華賞の舞台となる京都芝2000m内は、まるでローカルの小回りコース。最後の直線はかなり短く、コーナーから仕掛けていかねば中団~後方からでは間に合わない。デアリングタクトがもしオークスのようなレースをすれば、差し届かないのは確実だ。
ここでご覧いただきたいのが、秋華賞ひとケタ人気馬に限定した、前走上がり3F順位別での成績。上がりが最速~2位だった馬よりも、3~5位だった馬のほうが複勝率が高いのである。オマケに、単勝適正回収値もこちらのほうが格段に優秀。末脚のキレは重要だが、コーナーから仕掛けていけるような器用さや機動力も持ち合わせている馬のほうが、信頼できるのである。
問題は、今年の特別登録馬が「前走上がり1~2位」と「6位以下」にスパッと二分されていること。判断が難しいので、データ特注推奨馬はナシとしている。とはいえ、前者の過信は禁物で、後者を狙ったほうが馬券的な妙味はあるはず。順当決着傾向が強いだけにあまり無理はできないが、人気薄は必ず後者から狙うようにしたい。
【コース総論】京都芝2000m内 Aコース使用
・コースの要所!・・・