2020年10月18日(日) 18:00 18
ペースが緩みがちな東京芝マイル戦。良ならディープインパクト産駒がよく絡むレースで、18年はワントゥワン2着レッドアヴァンセ3着、15年はダノンプラチナ1着サトノアラジン2着。不良の17年は絡めなかったが、稍重の19年はレッドアヴァンセの全妹レッドオルガが3着で、ディープと同牝系のレイエンダが2着だった。1人気馬はここ10年で[3-1-0-6]とやや不振だが、ディープ産駒は[1-1-0-1]。アドマイヤマーズ(1人気9着)やロードクエスト(1人気9着)など、人気を裏切るのは非ディープが多い。(解説:望田潤)
ヴァンドギャルド
欧最強3歳牝馬ラヴの近親で、母スキアはフィユドレール賞(仏G3・芝2100m)勝ち。母父モティヴェイターはモンジュー産駒の英ダービー馬。ディープにサドラーズウェルズとゴーンウエストとデインヒルとブラッシンググルームが入ったオールラウンドな中距離血統で、全4勝中3勝が芝1600だが、体型や走りからはもう少し長い距離がベターなイメージもある。マイル戦ならマイラーズCのようなスローがベターか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
スマイルカナ
母エーシンクールディはJRA3勝で交流重賞で活躍。叔父のエイシンヒカリとは父ディープインパクトも同じ3/4同血の間柄になる。母父ディストーテッドヒューマーは・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo