2020年11月18日(水) 18:00 31
先週末にジャパンCの特別登録が行われました。正式に三冠馬の3頭が登録して、外国馬を含めると17頭の登録ということになります。なんといっても興味深いのは無敗の三冠馬2頭の対決。同着にならないかぎりはどちらかが負けてしまうわけで「どっちが勝つ論争」をするだけでもファンにとってはたまらない時間になりそうです。
調教的な部分でいえば、2週前の週末に時計を出すことが重要なのがジャパンC。ゆえに11月14日、15日にどの程度の追い切りを行うか注目していました。特にコントレイルは帰厩した最初の週末になりますから、追い切りの有無というところもポイントでしたが、さすがは無敗。順調にしっかりとした負荷をかけられています。
今週の1週前追い切りも含め、まだ10日ほど悩む時間はありますが、本当にワクワクが止まりませんね。無敗対決、三冠対決の実現に向けた登録を行ってくださった関係者の皆様には本当に感謝したいと思います。
【マイルCS/インディチャンプ】
今秋はスプリンターズSからの始動予定でしたが、筋肉痛で回避。一度放牧へ出ていますが、追い切り本数としては決して少ないわけではなく、10月末には栗東で時計を出し始めることができています。中間にCWでの追い切りを消化。これはデビュー以来、初めてのことになりますが、坂路の馬場状態を考慮しているというのが音無秀孝調教師の説明です。
1週前追い切りはいつも通り、坂路での併せ馬。武蔵野Sを勝ったサンライズノヴァを子供扱いにするあたり、やっぱりこの馬の追い切りでの動きは半端ない感じ。最終追い切りは時計しか確認できていませんが、2F24.6秒、1F12.2秒で終いしっかりした動きだった様子。あとは・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ