2020年12月02日(水) 18:00 25
ジャパンカップでの夢の対決は終了。いよいよ、今週から今年最後の開催がスタートします。コロナによる影響は非常に厳しい状況ですが、競馬開催が滞りなく行われているおかげで「今年も早いなあ」という、個人的な感想です。
年内あと5つのJRAでの平地GI、今週はチャンピオンズC。netkeiba.comの予想オッズは圧倒的に国内無敗のクリソベリル。いくら予想とはいえ、1.2倍は逆転できる相手がいないと思われているのでしょうね。また、今秋のGIで1番人気が全勝している状況も影響しているのでしょうか。クリソベリルの扱いはともかく、それ以外の2つの馬券圏内をどうやって見つけるのか、これが大きなポイントになりそうです。
【ステイヤーズS/メイショウテンゲン】
前走は17着の大敗。1週前追い切り、最終追い切りとCW6F時計が遅く、珍しく週末に15-15の時計を出していない調整がどうなのかと思っていました。ここに12キロの馬体重減という要素が加わったことで、調子が芳しくなかったという判定でよいのではないかと思っています。
そこから中3週。1週前追い切りのCWでの6F時計はいつも通りに戻りましたが、併せ馬の動きは今ひとつ。その週末にも坂路で時計を出していますから、時計的な負荷は前走時と全く違います。最終追い切りは池添謙一騎手が跨って、CWでの単走。動き自体は悪くないと見たんですが、ストップウォッチを見ると、6F88.4秒と遅い全体時計。ラストも12.8秒だっただけに、前走から巻き返すだけのインパクトある動きだったとは言えないかも知れません。
少し目立たない時計だったメイショウテンゲン(12月02日撮影)
【チャレンジC/レイパパレ】
無敗だけに、圧倒的人気が予想される今回。それゆえに慎重に取捨を判断したくなるところですが、・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ