2020年12月22日(火) 18:01 59
先週の土曜日は中京に参戦し、5鞍に騎乗した小牧騎手。残念ながら勝ち星は挙げられませんでしたが、多くの馬で次に向けた手応えを得られたようで、「乗り応えがあったわ」と充実感たっぷりに振り返ってくれました。さて、2020年もいよいよあと1週。小牧騎手いわく、「最後まで全力で!」。最後の最後に一発あるか!?(取材・文:不破由妃子)
※このインタビューは電話取材で実施しました。
──先週は土曜日の中京で5鞍に騎乗。1R(2歳未勝利・ダ1800m)のキクノクライフは1番人気でしたね(3着)。
小牧 すごく期待してたんやけどなぁ。前回は逃げて、最後にちょっと失速してしまったので、今回は外枠やったし、揉まれない位置でジックリ乗っていこうと思ってね。自信を持って乗っていったし、思った通りの騎乗はできたんやけど、4コーナーの手前あたりから手応えがあやしくなって。なんでやろう……今回、調教もものすごくよかったんですわ。
──坂路でいい時計が出ていましたね。動きも力強かったですし。
小牧 うん。距離かなぁ。そういう感じでしょ、止まり方が。
──そうですね。初戦も2戦目も、抜群の手応えで直線に向いてますし。
小牧 そうやねん。この馬はね、すごく反応がいいんですよ。追って追って動かすタイプの馬じゃないねん。だから、もうちょっと距離を短くしたら、弾けるんちゃうかなと思う。先生(吉田直弘調教師)にも言うてみようと思ってます。年明けには小倉もあるしね。1700mあたりを使ってもらえたら、いい競馬ができそうな気がするわ。絶対にもっと走れる馬やし、僕が感じている強さをまだまだ諦めてへん。強い競馬ができるはずやと思ってる。そういえば、セレッソフレイムも今回は弾けんかったなぁ(10R・中京2歳S・芝1200m)。
──外からいかにも伸びてきそうな感じでしたけどね。
小牧 うん。外が伸びる馬場やったし、・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。