2021年01月17日(日) 18:00
20年は京都で行われたが、中京で行われた15〜19年の勝ち馬5頭は全て父か母父がミスタープロスペクターの直系。1〜3着でみても、延べ14頭のうちコスモカナディアン以外の13頭が父か母父がミスプロ系だ。中京ダ1800らしく先行有利で、4角先頭の馬は[3-1-0-1]。内訳は19年インティ1人気1着、18年テイエムジンソク1人気1着、16年モンドクラッセ2人気2着、15年コパノリッキー1人気1着と人気馬ばかりだが、唯一着外の17年ショウナンアポロンにしても13人気でハナ差4着だった。「ミスプロの血を引く逃げ先行」にはまず注意を払うべきだろう。(解説:望田潤)
オーヴェルニュ
ヴォージュの下で、母ギュイエンヌはJRA3勝。父スマートファルコンはゴールドアリュールの代表産駒で帝王賞などダートの大レースを勝ちまくった。産駒もティーズダンクやリワードアンヴァルなどダート巧者が多い。母系にブライアンズタイムが入るのはアシャカダイキやワンダーウマスと同じ。血統どおりの晩成型で、古馬になってダ中距離で本格化。後駆がロベルト的だから平坦より急坂がベターで、中京も悪くないだろう。揉まれず先行したい。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
タイキフェルヴール
牝祖シュガーアンドスパイスはアリダーの半妹で、ロングルックH(米G2・ダ9F)に勝ち米G1で2着3回と活躍した。母父エニーギヴンサタデーは・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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