2021年02月05日(金) 18:00 4
前走は不完全燃焼だったランドオブリバティに注目!(c)netkeiba.com、ユーザー提供:かわいさん
■きさらぎ賞(GIII・中京芝2000m)
逃げ馬候補
タガノカイ
ランドオブリバティ
展開予想
スローペース濃厚
《一言コメント》
タガノカイとランドオブリバティが先手の可能性があるものの、前者が主張する形でハナを切りそう。極端に溜め逃げするタイプではないので超スローペースまでは落ちないものの、基本的には緩い流れに。やや縦長気味となりそうなので後ろすぎると苦しい印象で、外伸び馬場を踏まえても外目好位の馬が有利で。
各馬の並び
逃げ
タガノカイ
ランドオブリバティ
先行
ジャンカルド
ショウナンアレス
差し
アランデル
アクセル
ダノンジェネラル
ドゥラモンド
トーセンクライマー
ヨーホーレイク
ラーゴム
Vポジション候補
とにかくスローと外伸び馬場にマッチするポジションで、【好位で運ぶ馬と直線外から飛んでくる差し馬と追い込み馬】としておきたい。
主に有力馬で該当するのは、
1.ランドオブリバティ
2.ダノンジェネラル
3.ヨーホーレイク
となりそうだ。
有力馬解説(A~Eの5段階評価)
1.ヨーホーレイク
展開○ 馬場○ コース○
前走のホープフルSは逸走にもやや恵まれた3着も、GIの好メンバーを考えると素直に評価すべき内容だった。また、中京の馬場との相性も良さそうで、晴れ予報が続く良馬場でようやく本来の力を発揮出来そうである。ここは上位評価候補の1頭で、乗り方一つで勝ち負けとなりそうだ。
総合評価
C
2.ラーゴム
展開○ 馬場○ コース△
前走の京都2歳ステークスはこの馬にとって絶好の形から勝ち馬に差されるレースで、内容自体は正直物足りなさを感じる一戦であった。また、相手関係が強化される上に中京との相性も微妙で、余程上手く乗らない限りは厳しいレースとなりそうである。人気ほどの評価はしづらい馬で、相手の押さえまでが妥当の1頭だろう。
総合評価
D
3.ランドオブリバティ
展開◎ 馬場○ コース○
前走のホープフルSは抜群の形から逸走してしまう非常に残念な競馬での敗戦で、本来のポテンシャルを見ることが出来ずガッカリであった。今回は2番手からのレースならば前走のようなことはなさそうで、三浦騎手の継続騎乗こそやや不安も乗りこなしそうである。力だけ見ると最上位に近いポジションにいるだけに、ここは本命候補の1頭として検討したい馬だ。
総合評価
C
4.ダノンジェネラル
展開○ 馬場○ コース△
前走は外から瞬発力を生かした差し切りで、初戦らしい競馬の中で価値のある走りであった。ただ、距離延長と中京コースとの相性は微妙な印象で、後ろすぎるとさすがに前まで届くような抜けた力までは微妙である。相手までの印がベストの印象で、どちらかと言えば1600mの方が力を出せそうなタイプである。
総合評価
D
以上のようにそれぞれ4頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。正直言って、上位と下位では11頭立てながらかなり実力差がある印象で、ランドオブリバティやヨーホーレイクなど実績馬がかなり力的には抜けているように見える。また、展開面からも人気薄の中で抜群に恵まれた馬も少なく、ある程度上位馬での決着ということも視野に入れるべきだろう。今年は3歳重賞のフェアリーSで10万馬券ゲットなど好調をキープしているので、枠が決まった後の◎にもぜひ注目して頂きたい。
■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。
【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、GIレースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。
【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。
Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。