2021年03月01日(月) 18:02 211
▲師匠の矢作調教師と古川騎手 (撮影:山中博喜)
競馬界は出会いと別れのシーズン真っただ中。先月末には多くの名伯楽が引退し、寂しさを覚えましたが、翌週にはフレッシュな新人たちがデビューします。そこで、netkeibaでは3月にデビューする新人騎手を、履歴書風のインタビューでご紹介! かつて競馬場を沸かせたジョッキーの子供たちや、藤田菜七子騎手以来の2名の女性騎手など個性豊かな新人騎手の履歴書です。
初回を飾るのは、藤田菜七子騎手以来、5年ぶりの女性騎手となる古川奈穂騎手。父は脳外科医で、都内の中高一貫の進学校に通いながらも、騎手を目指したきっかけとは? さらに、師匠の矢作芳人調教師とクイズ大会が開かれていたことも明かします。
(取材・構成:大恵陽子)
※このインタビューは電話取材で実施しました。
ウイナーズサークルには優しいお客さんたちがいて、GIの日でも前に入れてくださいました。名前は知らないんですけど、顔は覚えていて「今日も来たの?」と声をかけてくださいました。中高一貫校だったので、そのまま高校に進み、獣医さんかJRAに就職するなど競馬関係の仕事に就きたいなとは思っていました。
▲ほぼ初心者から、デビューに向けて必死に腕を磨いた (撮影:山中博喜)
特技は、競馬学校入学の時は数独(ナンプレ)って書いたんですけど、最近は謎解きをよくやります。必ず解けるとは限らないですけど、解けることの方が多いです。
(※編集部注:謙遜する古川騎手ですが、高偏差値同士の師弟です!)
スタッフのみなさんはとても和気あいあいと仕事をされていて、馬に乗っていてもよく話しかけてくださるので、楽しく仕事ができています。年齢差があることをみなさんネタにして、昔の人や歌の話で盛り上がっています。テレビで聞いたことがあると、「いや、知っていますよ!」って食らいついていっています(笑)。
厩舎は別ですが、元騎手の西原玲奈調教助手(現姓:前原)にも大変お世話になっていて、調教もですし、プライベートでは一緒に外出したりと気にかけていただいています。
また、引退された中谷雄太元騎手に、実習中はアドバイスを求めに行くことが多かったです。馬に乗っている最中に姿勢を見て、横で教えてくださいました。
▲ジャスティンと共にドバイに遠征中の坂井騎手 (提供:坂井瑠星)
競馬場への入場が再開されれば、ウイナーズサークルでお客様に少しでも多くお会いできるように頑張っていきます。自分がウイナーズサークルで写真を撮っていたので、逆の立場になって、少しでも多く行けるように頑張りたいです。昔からあまり顔が変わらないってよく言われるので、一緒に写真を撮っていたお客さんたちにも顔を見たら思い出してもらえるかもしれないので、その時はしっかりサインを書けるようにしたいです。
師匠へ
坂井騎手と矢作厩舎のツートップになれるように頑張ります。
netkeibaライター
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