2021年03月07日(日) 18:00 14
ここ5年の連対馬10頭のうち、4角で5番手より前にいたのはソルヴェイグとヤマカツマーメイドだけ。平均ラップは34.1-11.9-35.5。短距離で賞金を稼いできた馬が集って前傾ラップになりやすく、ハッキリ差し追い込み優勢な傾向。一昨年はラーイの血を引くプールヴィルとジュランビルが1着と3着だったが、ラーイ、シングスピール、デヴィルズバッグ~タイキシャトルといったグロリアスソング牝系の血を引く馬がよく好走している。昨年12人気3着のナイントゥファイブも母母父父がラーイだった。取り上げた5頭にこの血を引く馬はいない。(解説:望田潤)
アンブレラデート
ダイワレジェンドやダイワメモリーの下で、ダイワメジャーやダイワルージュの姪。母ダイワスカーレットは有馬記念と桜花賞と秋華賞とエリザベス女王杯に勝った名牝。エイシンフラッシュ×アグネスタキオンはココロノトウダイやルクシオンと同じ。キングマンボとアグネスタキオンとノーザンテーストが強いマイラー体型で、パワーで走るので阪神なら外1600より内1400がベターだろう。先行馬には厳しいレースだが前走ぐらいは。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ゴールドチャリス
ブラックホークやピンクカメオの姪で、グレイルやロジチャリスの叔母で、シベリアンホークのイトコ。母母シルバーレーンは・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo