2021年03月10日(水) 18:02 116
▲日本人騎手がメイダン競馬場以外で乗るのは初、テレビ取材も多数 (提供:坂井瑠星)
3/27(土)のドバイゴールデンシャヒーンに挑むため、ジャスティン(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)と共にドバイに滞在中の坂井瑠星騎手。若武者の奮闘ぶりは、現地メディアでも取り上げられています。そして今回、ビッグニュースが! 憧れのゴドルフィンから騎乗依頼をいただきました。レース直前の坂井騎手からうれしい報告です。
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netkeibaをご覧のみなさん、こんにちは。坂井瑠星です。今回は先週の振り返りと今週の競馬についてです。
先週騎乗したJebel Ali競馬場は、1400m以下は直線競馬で、それ以上の距離はワンターンで行われる競馬場です。そして一番の特徴は、ラスト600mからゴール前までの急激な上り坂です。
▲これがJebel Ali競馬場です (提供:坂井瑠星)
日本で“上り坂”といえば、思い浮かぶのは中山競馬場ですが、比べ物にならないくらい上っていました。感覚としては、栗東の坂路で競馬をしているような感じです。
今回騎乗したのは前走タイムオーバーの馬でしたが、条件が合っていたのか頑張ってくれて、4着という結果でした。
かなりタフな馬場でバテ合いだったので、レース後には今まで味わったことがないくらい疲労感がありました。引き続き少しでも上の着順を目指して頑張っていきます。
▲チームジャパンのみんなが応援にきてくれました (提供:坂井瑠星)
そして今回はビッグニュースが!
明日(11日)のメイダン競馬場のレースで、ゴドルフィン(専属のサイードビンスルール厩舎)から騎乗依頼をいただきました!
ドバイであのロイヤルブルーの勝負服を着るというのは憧れでしたし、まさかこんなに早く実現するとは思いもしませんでした。
▲憧れのゴドルフィンです (提供:坂井瑠星)
▲「まさかこんなに早く実現するとは」(提供:坂井瑠星)
ゴドルフィンの関係者の皆様、調教師のサイード、そして現地でサポートして下さっている全ての方に感謝したいです。依頼をいただいたからにはしっかりと準備をし、皆様の期待に結果で応えたいと思います。
その他にも今週は、明日のメイダンでもう1鞍、金曜日にアルアイン競馬場で3鞍、日曜日にアブダビ競馬場で2鞍に騎乗予定です。次回のコラムで良い報告ができるように頑張ります!
▲最後に…ジャスティンの調教も順調です! (提供:坂井瑠星)
坂井瑠星
1997年5月31日、東京都生まれ。父・坂井英光は大井競馬所属の調教師、叔父も元騎手の坂井薫人という競馬一家。同期には荻野極、木幡巧也、藤田菜七子ら。2016年に栗東・矢作芳人厩舎でデビュー。2019年、ノーワンでフィリーズレビューを勝利し重賞初制覇。2020年には、ダノンファラオでジャパンダートダービーに勝利し交流GI初制覇を飾った。日本だけの騎乗でなくオーストラリア、ドバイなど多くの海外遠征にも挑戦している。