2021年03月21日(日) 18:00 17
過去5年においては、サトノティターン(母父デピュティミニスター)、インカンテーション(父シニスターミニスター)、クインズサターン(母父クロフネ)、レピアーウィット(母母母父デピュティミニスター)、ドコフクカゼ(母父フレンチデピュティ)と、デピュティミニスターの血を引く馬が毎年馬券に絡んでいる。また良馬場で行われた19年、18年、16年は、サトノティターン(父シンボリクリスエス)、ロンドンタウン(母母母父クリスエス)、クインズサターン(母父クロフネ)、バスタータイプ(母父ブライアンズタイム)、ドコフクカゼ(母母父リアルシャダイ)と、ロベルトの血を引く馬の健闘が顕著。取り上げたなかでは母父クロフネのハヤヤッコは両血脈をもち、ヒストリーメイカーとメモリーコウはロベルトをもつ。(解説:望田潤)
アメリカンシード
競馬名誉の殿堂博物館S(米G2・ダ8.5F)2着ペルゴーの半弟で、エルカミノリアルダービー(米G3・AW9F)勝ちシルヴァーメダリオンの甥で、母スウィートトーカーはQエリザベス二世チャレンジC(米G1・芝9F)勝ち。北米G1を2勝したインクルードミーアウトなども近親だ。ダートで3連勝中のタピット産駒だが、母は芝馬だし身のこなしもボルキロ柔いので、ダートなら大箱向き高速馬場向きのタイプだろう。前走のような脚抜きいい馬場がベター。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース○
ナムラカメタロー
ウイングロリアの甥で、・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo