2021年03月28日(日) 18:00 34
20年クルーガー、18年ヒーズインラブ、17年ロジチャリス、16年マジックタイムと、ここ5年の勝ち馬のうち4頭がロベルトの血を引く(15年モーリスも)。また19年はフィアーノロマーノとプリモシーン、18年はヒーズインラブとキャンベルジュニア、17年はロジチャリスとキャンベルジュニアと、3年連続でデインヒルをもつ馬がワンツーを決めている点にも注目。いかにも中山マイル戦らしい傾向で、今年もこの両血脈をもつ馬は要チェックだ。取り上げた5頭では、カテドラルとルフトシュトロームがデインヒルをもつ。(解説:望田潤)
カテドラル
ジェベルムーサの3/4弟で、母母アニマトリスはマルレ賞(仏G2・芝2400m)勝ち馬。ハーツクライ×ロックオブジブラルタルはグレイルと同じ。全体に母父父デインヒルの血を増幅した配合になっていて、デインヒルを斬れ脚質にしたようなマイラー。中距離では力んで走っていたが、マイルで差すケイバがすっかり板についた。右回りもOKだが、大箱向きのナタの斬れでズドーンと差すので、中山だと外差しバイアスになってほしいか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
カラテ
グランドサッシュの甥。牝祖ゴールデンサッシュは・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo