【大阪杯回顧】無敗3冠馬コントレイルを降したレイパパレは無キズの6連勝 どうすればこの結果を予想できたのか

2021年04月09日(金) 18:00

予想の頭脳

注目を集めた2強対決を尻目に4番人気から優勝したレイパパレ(c)netkeiba.com

『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、春の中距離王決定戦・大阪杯を取りあげます。1600mのマイルCS組と2400mのジャパンカップ組という異なる距離からの臨戦馬が人気を集めた興味深い一戦を、はたしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!

存在感を示す米国血統を軸に奥の深い血統予想を展開

 最初に紹介するのは、netkeiba.comのwebディレクターのMr.K氏です。豊富な血統知識のみならず、文章表現力を買われてのデビューとなっただけあって、まずは軽妙な語り口の見解からスタート。「あんまり予想には関係のないトリビア的な話ですが」と断りつつ、本命に推したレイパパレを「小岩井牧場さんが輸入した基礎牝馬の一頭、フロリースカップに行き着く由緒正しき血統」と紹介します。いま流行の『ウマ娘』にも登場する「スペシャルウィーク、ウオッカ、マチカネフクキタルなどが属しているシラオキ系もこの一族に属しています」とまったく違う引き出しを開けてくれました。

 もちろん、大阪杯では米国血統が存在感を示すことを提示しつつ「フレンチデピュティの加護もあり、阪神には向いている」と得意の血統予想が最大の強調材料となったのは言うまでもありません。さらに、米国型ディープインパクト産駒のコントレイルを相手筆頭に選びつつ、グランアレグリアは「エーピーインディではありますが類型の優先度が低いと判断したため除外」し、サリオスも「牝系の欧州要素が強いため休養明けである点を割り引く」と、血統を用いた人気馬の取捨選択も的確でした。

その結果、単勝、複勝、ワイドのトリプル的中となりました。予想結果はこちら
予想の頭脳

レイパパレの単複と推奨3頭のワイドボックスで小点数的中を射貫いた

展開予想からレイパパレの好走を予言

 もうひとりは、時間を惜しまぬ徹底的な分析に定評のある仲真司氏です。見解の序盤に掲げた【馬場状態】と【過去10年の大阪杯の傾向】を踏まえた結論が、◎グランアレグリアと○レイパパレでした。残念ながら前者は2番人気4着に終わりましたが、後者は4番人気で優勝。【過去10年の大阪杯の傾向】でも語られていた、「前に行くディープインパクト産駒」で、今の馬場が有利に働きそうな1頭と評価していました。

 また、「グランアレグリアとコントレイルにマークがいくなら、(ギベオンの回避もあり)ノーマークで逃げ切る可能性もあると見て、配当的にこの馬の頭も押さえておきたい」と宣言。対抗評価ながら、単勝12.2倍を5,000円と厚く購入して、6万円超の払戻に繋げたのです。予想結果はこちら
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「単騎逃げ濃厚で、他に絡まれることなく、自分のペースでレースできれば前走よりパフォーマンスを上げてくる可能性は高い」と分析し、単勝を厚めに買う戦略が的中

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ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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