2021年07月11日(日) 18:00 19
ここ2年の結果でいうと、アドマイヤジャスタ(父ジャスタウェイ)、マイスタイル(父ハーツクライ)とハーツクライ系が勝ち、バイオスパーク(父オルフェーヴル)、マイネルファンロン(父ステイゴールド)、ステイフーリッシュ(父ステイゴールド)とステイゴールド系が2~3着、というのが一つのパターン。またドゥオーモ(母ロベルト3×4)、バイオスパーク(母母父セレスティアルストーム)、マイネルファンロン(母母父ブライアンズタイム)、ステイフーリッシュ(母母父シルヴァーホーク)と、母系に入るロベルトの血も重視したいレースといえる。(解説:望田潤)
アドマイヤジャスタ
アドマイヤラクティやサトノジュピターの3/4弟で、母アドマイヤテレサはJRA5勝。母母ヒードはニジャナS(米G3・芝8.5F)に勝った。ジャスタウェイ×エリシオだから晩成の中長距離血統で、胴長の体型で本来は大箱向き。昨年の函館記念では外々を回って長く脚を使って、ブービー人気での快勝だった。その函館記念の自身の上がり3Fが36.4で、ホープフルS2着時が35.6だから、ここも上がりがかかる持続戦を外々を押し上げる形で。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ウインイクシード
ウインキートスの3/4兄で、・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo