2021年07月14日(水) 18:00 23
先週はダートでレコードが出た小倉競馬場。プロキオンSは単勝9番人気の勝利で波乱でしたが、同日ダート1700mの1勝クラスを勝ったのも14番人気。この2頭に共通するのは、今回の追い切りで栗東坂路4F時計の自己ベストを更新していたという点。今の小倉ダートの高速決着にはスピード調教が有効なのかも知れません。
実は芝でも1800mは栗東坂路での自己ベスト更新組が好走中。日本レコードを出したエスコーラも最終追い切りが4F52.1秒で自己ベストを更新していました。ということは、今週の中京記念でもスピードは重要になるのかどうか、これは大きなポイントになりそうです。
【函館記念/バイオスパーク】
昨年の3着馬が昨年同様、栗東で追い切りを消化してから函館競馬場へ移動するというパターンで仕上げています。ここでは、栗東での追い切りの様子を分析、解説したいと思いますが、そもそも今回は追い切り開始が早いなあという印象。6月16日に坂路で時計を出したかと思うと、その後も週中にCWで追い切り。
そういった意味では今年の方が入念に乗り込まれています。7月7日に函館競馬場に入厩したようなので、・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ