2021年08月03日(火) 18:00
前走ヴィクトリアマイルでの14着大敗から巻返した見事な末脚で重賞2勝目を挙げたテルツェット(撮影:山中博喜)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、夏の女王決定戦・クイーンSを取りあげます。オリンピックの関係で札幌から函館に舞台を移した一戦を、はたしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、1番人気のジャッジに定評のある必殺仕事人氏です。まずは予想1番人気のマジックキャッスルを、「GIIIでは能力上位」「小回り1800メートルの適正も問題なし」としながらも、「能力上位だが」と対抗評価に止めました。その理由は、「ただ、一頭強い馬がいた」からです。
もうひとりは、時間を惜しまない分析が魅力の仲真司氏です。本命が1人気3着のマジックキャッスル、相手筆頭に3人気1着のテルツェットを指名したことはもとより、【推奨穴馬】に8番人気3着のサトノセシルを強く推していたことに注目でしょう。
その前提になったのが丁寧な馬場読みです。まずは、「芝コースは今週からBコースに替わり、先週も内の馬場状態良く前が残りやすかったことから、脚質的には前有利と見る」。さらに、「札幌から函館開催に変わっても洋芝、直線距離という点はほとんど変わらないが、函館は札幌コースに比べて3、4コーナーがスパイラルカーブになっており、過去3年の1800M戦の傾向を見ても、コーナーの緩やかな札幌より逃げ馬が残りやすいことはわかる」と穴馬を前へ行く馬に絞りました。
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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