2021年08月21日(土) 18:00 33
途中から芝2000mになった札幌記念は、GIIになる以前から歴史に残る牝馬の勝利が多かった。1994年の勝ち馬ホクトベガは、ドバイで客死するまで16勝もした。1997、1998年に連勝したエアグルーヴ(ドゥラメンテの祖母)は、やがて巨大な牝系の核となった。
2005年に波乱の主役となったヘヴンリーロマンスは、続く天皇賞(秋)をさらに人気薄の14番人気で勝ち、2007年のフサイチパンドラはやがてアーモンドアイの母となった。
2014年のハープスターは3歳馬ながら5歳のゴールドシップを封じて勝ち、その秋には凱旋門賞に挑戦し6着に善戦している。・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。