2021年08月23日(月) 18:00 37
札幌記念を鮮やかに快勝した3歳牝馬ソダシ(C)netkeiba.com、撮影:高橋正和
オーラを漂わせるような素晴らしい仕上がりを示した3歳牝馬ソダシ(父クロフネ)が、初の古馬との対戦になった札幌記念を鮮やかに快勝した。
クロフネの産駒は、8月22日終了現在、歴代最多となる通算1686頭の産駒が全国で出走し、これも歴代最多となる1210頭の産駒が勝ち上がり、史上2位となる4339勝を記録しているが、ソダシの札幌記念は非常に価値ある1勝だった。クロフネの産駒が2000mの距離でJRAの平地重賞を勝ったのは初めてだからである。
スタート直後にバイオスパークが、レース後半にステイフーリッシュが競走中止となるなど、波乱を思わせる出来事はあったが、強い牝馬の対決には関係なかった。
目標になるのを避け、少し控えて進むのかと思えたが、・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。