2021年08月25日(水) 18:00 32
先週行われた2重賞は共に当コラムで“黄金世代必至”とプッシュ中の現3歳世代馬が勝利(※その本人はその恩恵にあずかれず、両レース共に別馬から入ってトリガミという結果に終わりましたが…)。
札幌記念はここ10年遡っても好走できた馬は6頭だけという、この時期の3歳馬にとってはハードルが高い芝中距離路線にもかかわらずソダシが勝利。北九州記念はハードルが低いとはいえども、決して世代のトップ層とはいえないヨカヨカが勝利。これで昨年の低レベル3歳世代馬は古馬混合芝重賞において9月までで1連対のみだったのが、現3歳世代馬は早くも4連対目となりました。
もちろん、それらは3歳世代馬が強いから生じたのではなく、あくまでも本質的にはソダシにしてもヨカヨカにしても競走馬そのものが強かったから生じた結果です。ただし、例えば指数派などで純粋にその馬の過去のレース結果だけから能力を見抜けるとすれば、世代レベル云々は全く不必要な要素でしょう。私を含めてそうではないならば、その競走馬の真の能力をより正確に見抜く手がかりとして、世代レベルは全てにおける“物差し”としてとても有用な要素だろうという考え方です。
今週の新潟2歳ステークスは同世代馬同士の戦いですので、当然ですが世代レベル云々は全く無用な要素となります。そこでも本質的には競走馬そのものだけを見て能力を見抜ければ良いだけの話ですが、・・・
キムラヨウヘイ
ライブドア競馬ブログアクセスランキングで1万ブログ中1位に輝いた実績もある人気ブロガー。独自レースレベル判定にもとづき、世間で過小評価されている“妙味馬”を見つけることに定評あり。すべてのレースの映像をチェックし、配当妙味のある馬を狙うという予想スタイル。各馬固有(厩舎や騎手など人も含む)のプロファイリングポイントに基づいた、激走タイミングにある狙い馬を発掘。馬券に役立つ情報を提供していきます。